第一回「妊活×アイディアソン」のコラボレーションワークショップのイベントを開催!

5月25日(木)、西新宿のコワーキングスペースBit & innovationにて、アイディアソン向上委員会のウメムラ タカシさんを講師にお招きし、「ぼく・わたしの考える劇的にスムースな妊活スタイル」と題し、「素敵な妊活」を課題にアイディアソンを開催しました。アイディアソンとは、アイディアとマラソンを掛け合わせた、アイディアを短時間で創出する活動のことで、ウメムラさんはアイディアソン普及のためのワークショップをさまざまな団体と一緒に開催しています。
※第二回として、報告セミナーイベントを6/29に開催予定です。詳しくはこちら

アイディアソン向上委員会のウメムラ タカシさん


アイデアソン向上委員会 主催:https://www.facebook.com/meganethinking/
一般社団法人デザイン思考研究所 認定デザイン・シンキング・トレーニー

・パナソニックラボラトリー東京 x アイディアソン向上委員会 presents
「ぼく・わたしの考える外国人観光客お助けサービス」
・イベントレポート:ロボット情報WEBマガジン「ロボスタ」
「電源を入れないPepper」と一緒にアイディアソン&劇的プロトタイピング

ワークショップの流れ

このワークショップでは「デザイン思考」というアイデア創出法にもとづいて進められ、多様なバックグラウンドをもつ人がそれぞれ感じている課題に対するアイディアを出し合う、これまでに無い妊活ワークショップとなりました。

1.「妊活に関する最も悲しいこと」を考える


課題をより深く理解するために、その悲しい出来事を起こす人の名前、年齢、職業、趣味、価値観などの詳細情報をイメージし、ターゲット像を明確にしていきます。そして、なぜその人が悲しい事をしてしまう原因を考えます。

3. ブレイン・ライティングでアイディアを出しまくる


続いて、2で出た原因を解決するための方法を「ブレイン・ライティング」という手法を活用して考えていきます。

ブレイン・ライティング
①2分間で一人一枚の画用紙に3つのアイディアを書いていきます。
②画用紙ごと隣の人に回します
③ ①と②を4回繰り返す

これにより、各画用紙12個の解決アイディアを得ることができます。一人で1枚の画用紙に書くよりも、隣の人に回しながら書くことで、他の人の意見からインスピレーションを得ることができるようです。

4. アイディアの分類と投票


アイディアを分類に分け、ドットシールを使って投票していきます。シールは赤・青・緑の3種類が用意されており、効果の高いと思われるアイディアには赤を、実行性の高いアイディアには青を、新規性が高いと思われるアイディアには緑のシールを貼っていきます。

5. 順位付けとグループとしてのアイディアの確定


グループごとに投票数の多かったアイディアをいくつか選び、グラフに置いてみます。グラフの軸は、効果の高さと難易度といった従来の二軸だけでなく、グループで考えた軸(例えば、費用の高さ、期間の長さなど)をいくつか試し、アイディアがグラフの上である程度散らばる軸を選びます。これにより、アイディア群の中での「狙い目」(空き地)を浮び上がらせることができます。以上の方法を参考に本日、試作を行うアイディアを決めます。

6. 雑誌の表紙を試作するワークで、ターゲットへのアプローチを考える


アイディア実現のため、ターゲットにどのようなアプローチを行うと効果的かを考えます。ここでは雑誌の表紙を使ってターゲットに行動を促すという前提のもと、どのような雑誌で、どのような表紙とキャッチコピーを用いるとターゲットに最も響きやすいかを考え、最後にグループ発表を行いました。

各チームによるディスカッション結果プレゼン

1番手のグループは、「女性は仕事だけできていても格好良くない、子供もいないとダメ」という考えが、逆に女性の自由な生き方を狭めていることに着目しました。ターゲットを30歳前後のバリキャリ女性会社員とし、彼女たちの固定観念を払拭するために、例えばホームレス体験などの「外れ値体験」の特集を雑誌「プレジデント」で組むというアイディアを提案しました。

2番手のグループは、電車でマタニティマークを付けている女性を見るとイラっとしてしまう人がいることに着目しました。ターゲットを38歳妊活中女性に設定し、問題解決のためには電車に乗らないようにすることが一番早いのではと考え、雑誌「an・an」で「徒歩ファースト」という都民ファーストと掛けたウォーキングを啓発する特集を組むアイディアを発表しました。

3番手のグループは、2025年の未来を想定し、子供ができずに長年取り組んでいた夫婦に、養子縁組特集を雑誌「たまひよ」で組むというアイディアを紹介しました。妊活や不妊治療に対し、自身の妊娠にこだわらないという選択肢を適切に伝える重要性を説きました。


今回ワークショップには医療従事者、ウェブマーケター、妊活当事者など、様々なバックグラウンドをもつ方が集まりました
会後の感想では、
「妊活を腫れ物扱いするのではなく、デザイン思考のような考え方で俯瞰して解決策を探ることが有効なのではと思った。」
「当事者だけだと視野が狭くなることがあるが、今回多様な考え方に触れ、様々なアプローチがあると気づいた。」
などの声を聞くことができました。

講師のウメムラさんは、「妊活のような個人や家族の価値観が優先される社会テーマでは、意見がそれぞれの想いに基づくものとなり、ときに議論として成り立ちにくい。そこで、一度意見を付箋に落とすことで自らから切り離し、「アイディア」として俯瞰して解決策を思考するデザイン思考を用いたアイディアソンは、社会課題の解決策を考える場合にこそ適した手法ではないか。」と述べ、会を締めくくりました

ファミワンでは、「子どもを授かりたい夫婦をともに支える社会をつくること」を目指し、医療従事者や妊活当事者をはじめとした様々な方と連携しながら、妊娠・出産・育児に関するワークショップを定期的に開催しています。

次回は6月29日に第2回として、「妊活×アイディアソン」報告セミナーを開催予定です。妊娠・出産・育児に関心のある方、色々な方と意見を交わしてみたい方、アイディアソンを体験してみたい方、一緒にアイディアを考えてみませんか?ぜひ一度ご参加ください!