患者さんとの対話を通じて、妊活後の未来にも続く信頼関係を築く:堺中央薬品店 大石あすか先生

妊活を考えている女性の方、疾患や不調の有無に関わらず、幅広くその相談を受けている薬局が大阪・堺市にあります。病院へ行くのは敷居が高いと感じたり、緊張してしまう方でも、気軽に、でも、じっくりとお話を聞いてくれるそうです。妊活に不安や焦りがある方も、相談をしながら治療方法など決定できると安心ですよね。とても明るく前向きな堺中央薬品店の大石あすか先生に、色々なお話を伺いました。

美大出身でデザイン系の会社に勤務経験のある異色の経歴を持つ大石あすか先生

__まず、堺中央薬品店についてお伺いしたいと思います。

大阪府堺市にある創業35年の薬局です。お薬を渡すだけでなく、毎日の生活のなかで気になる症状などをお伺いするカウンセリングを行っています。初回のカウンセリングでは1時間半から2時間程度、じっくりと時間をかけてスタッフがお話を聞き、その上で選薬のご提案をしていますよ。スタッフは全員女性で、不妊症や女性ならではの悩みも相談していただきやすい環境が整っています。

__全員女性は話しやすいですね!大石先生自身についても教えてください。この仕事をされるきっかけは何だったのでしょうか。

私は、美術大学を卒業しているちょっと珍しい経歴の持ち主なんです。就職してからも、医療系の会社で育児用品や女性用品の企画に携わっていました。そこでこの薬局の息子である旦那と出会い、結婚し、ゼロから勉強して薬種商販売業(現・登録販売者)の資格を取得し、15年前に後を継ぎました。
本格的に子宝の相談を受けるようになったのは、それから5年後ですね。後を継いだ直後から「妊活・不妊のサポートに向いていると思うよ」と周囲の方にはよく言っていただいていたのですが、当時は勉強することも多く、自身も妊活に向きあう覚悟が十分ではなかったのを覚えています。

その後、前にいた会社の先輩が不妊治療をしていて、冷え性に関する相談などを受けたことがきっかけで変わりましたね。実際にご懐妊された先輩から「あなたのおかげ!」と感謝してもらい、仕事として自分にしかできないことをやりたいという想いが強くなりました。周囲の友人からも、相談できる場所が欲しいという声が多かったですし、それに応えたいと考えるようになっていきました。

__デザインという、薬局とは全く異なる経験があるからこそ、その立場に立って真摯に向きあえているのかもしれませんね。先輩のお話、とても素敵です。

ありがとうございます!
さらに、私自身も二児の母になったというのも大きなきっかけかもしれませんね。妊娠や出産を経験して、病院では聞けない疑問や悩みもたくさん経験してきました。「聞きにくいこともこの薬局でなら聞ける」という安心感があれば良いなと思っています。

患者さんも、連携する医療機関も、どちらも信頼関係が何より大事

__どんなお客様がいらっしゃることが多いですか?

子宮がんや乳がん、子宮筋腫、基礎疾患を抱えている方など、さまざまな悩みを抱えた女性がいらっしゃいますね。本人の命に関わることなのに、さらに妊娠を望むとなると、心身を整えることがより重要になってきます。

__身体の調子はもちろん、精神的な面での支えも大切ですね

そうなんです。しかも、同じ症状でも医者や病院によって考え方やスタンスが違うため、そこで行われる治療法も変わってきます。子宮筋腫の治療で言うと、婦人科であれば母体優先で完全な治療を目指しますし、不妊のクリニックであれば妊娠も見据えてバランスをとることも重要になってきます。

妊活や不妊治療に取り組んでいる場合は、その先の子供のいる未来も考えて治療をする必要がありますからね。医療機関とも話し合いを通じて連携し、患者さんにあった信頼できる医療機関を紹介しています。どちらがいいではなく、夫婦と話した上で紹介し、さらにお医者さんと話してもらうのが一番ですね。

__妊娠・出産を経た患者さんとは、その後も交流があるのでしょうか。

出産後も、継続して薬局に足を運んでくださる方は多いです。この前、妊娠・出産を諦め、里子を迎える決断をされた方も、その報告のため来てくれました。これは、やはり信頼関係があってこそですし、私も嬉しくて感動しましたね。治療中はもちろん、それぞれの人生を進む過程で、報告や相談に来てくれるのはとても嬉しいです。

大事な人生の選択に寄り添う難しさ

__色々な患者さんがいると思いますが、印象的だった出来事はありますか。

相談に来てくださる患者さんの約8割は40歳前後の方で、悩みや疾患なども本当に様々で皆さん印象に残ってますよ。
その中でも、第一子を40歳を過ぎて薬局に通って妊娠・出産し、第二子を流産してしまった、ある女性のことはよく覚えていますね。ご本人も、「第二子はもう45歳と高齢で無理だろう」と諦めていたのですが、なんと、自然妊娠されたのです。ただ、結果として流産されてしまいましたが、妊娠・流産を経験したことで「本当は産みたかった」と言う気持ちに気づいたと話されていました。

__高齢で妊娠できるわけない、という思い込みは良くないということですね。

そうですね。その当時、まだ子宝相談を始めたばかりで、私自分も妊娠・出産の経験がありませんでした。その女性の本心には産みたい気持ちがあるかもしれないと感じていましたが、本人が諦めたと言っているであれば、妊娠への後押しをしないほうがいいのではないかと迷ってしまいました。その女性とは今も交流があり、「同じような状況の方がいれば納得できる選択肢を選べるように背中を押してあげてね!」と言ってくれています。

__全ての方が妊娠できるわけではないですし、自分が納得できる選択をするのは非常に難しいですよね

はい、本当に難しいです。他にも、卵巣移植をされた方や、重度の貧血の方、仕事や過程でストレスを抱えている方など、人それぞれですが何かしら疾患を持っている方も多く、本人が納得できる選択をすることは簡単ではないですね。

私は、患者さんの話をじっくりと聞き、将来も見据えながら、その方が振り返ったときに後悔しないようサポートをすることが何より大事だと思っています。今では、患者さんの年齢に関わらず、高齢であってもちゃんと話を聞いて、背中を押してあげることを心がけています。

子供が欲しいなら20年スパンで考えなきゃだめだよ

__最後に、妊活中のみなさんにメッセージをお願いします。

まずは、迷いや不安なく、妊娠まで進んでほしいと思っています。そのために、患者さんの心身と向き合いながら、最大限サポートしてあげたいですね。また、無理のないように負荷を軽くしてあげることも大切で、これは、女性だけでなく、男性側、またはそのご家族の方にも通じることです。
不安があれば、妊活当事者の方でなくとも相談に来て欲しいです。

もちろん、旦那さんにも、たまに一人で相談に来る方がいます。奥さんへの接し方や話し方をどうしたらいいかわからなくなり、「声かけても怒るし、かけなくても怒る」と悩んでしまっているケースもあります。声かけや考え方を学んで欲しいですね。

また、妊娠はあくまでスタートです。子どもが成人する20年先まで見据える必要があります。妊娠してからも、きっと悩みは尽きないので、心と体を整えてしっかりと準備をしておくことが大切です。「子供が欲しいなら20年スパンで考えなきゃだめだよ」とよく伝えています(笑)

__大石あすか先生、貴重なお時間とお話をいただきありがとうございました!

大石先生の人柄が伝わる、聞いていてとても気持ちの良いインタビューでした。ご自身の出産育児経験や、40歳のお客様とのお話など、長年取り組まれているからこそのエピソードはどれも真面目なお人柄が伝わってきました。「患者さんも、連携する医療機関も、どちらも信頼関係が何より大事」とおっしゃった言葉が、とても重く心に響きました。何を信じて何を選ぶかは自分次第。それでも、ちゃんと信頼できるパートナーを探していきたいですよね。(famit編集部:はじめ、協力:kamito努 →他メディア含む過去記事はこちら

堺中央薬品店
堺中央薬品店では、まずお聴きすることから始めます。ご自身がしっかりご自分のからだの状態を把握していただき、どうすれば改善するのか?を考え、養生しながら取り組んでいくことが大切だと考えています
http://nagomuyonikori.com/index.html
住所 大阪府堺市北区長曽根町3079-6
電話 072-257-2240

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