お客様一人一人と向き合い、人々から頼りにされる薬局作りへの想い:漢方村岡 村岡先生

大分県大分市にある「漢方村岡」を経営されている村岡先生にお話をお伺いしました。村岡先生は学生時代にアルバイトとして偶然入社した薬局で創業者の思いに感化されたそうです。癌に関するお客様と接しているうちに、その対極である「生」というものを意識し始め、それから妊活をサポートするようになりました。そんな村岡先生に、妊活・不妊治療に取り組む夫婦への想いについて聞かせていただきました。

お客様一人一人とじっくり向き合える薬局を目指して

__今日はよろしくお願いします。先生は薬局を経営されてどれくらい経つのですか?
19年間です。先代が経営していたドラッグストアから受け継いで経営しています。あっという間でしたね。
__ドラッグストアからの方向転換だったのですね!そのきっかけは何だったのでしょうか?
売上げや効率だけを求めるのではなく、お客様一人一人と向き合い一緒に悩みながらじっくり話したいという思いが強くなったのが最大の理由です。2年前に方向転換しました。
実は大分で初めてドラックストアという業態を持ち込んだ歴史ある会社の一店舗だったのですが、ネットやコンビニが一般化するにつれ、段々とどこでも同じ商品が買えるようになり差別化が難しくなってきました。そして、売れる商品も、私たちが選んで勧めたものというよりも、単にCMの力で記憶に残っていたものに変わっていっています。
それだと「単にお金を払って商品を受け取る」という無味乾燥な、レジを通過するだけの関係になってしまいますよね。もっとお客様に向き合ってじっくり選んであげたい、その思いからお店のレイアウトを変更しました。
__方向転換への想いはとても共感できます。先生はもともと薬局などの経営を意識されていらっしゃったのですか?
いえいえ、まったくそんなことはないですよ。たまたま大学時代にこのドラッグストアでバイトを始めたことがきっかけです。特に薬の分野に興味があったわけでもありません。偶然入ったドラッグストアで創業者の「いいものを提供していきたい」という想いに触発されました。

「死」の対極は「生」。命を授かる手伝いをしたい

__卒業後に薬の分野を勉強されたのですか?
いいえ、工学部として大学院に一度進学しましたが、途中で退学し、そのままドラッグストアに就職しました。その後、必要な資格を取り、店舗責任者への道を進みました。
当初、両親からは反対されましたね。実家は祖父の代から続く佐賀の有田焼の「焼き物屋さん」だったのですが、両親は自分たちが苦労した分、子供には別の安全な道を選んで欲しいという考えだったようです。当時はバブルでしたし、学校を出て普通の就職をすることを望んでいましたね。
今でこそ両親も完全に理解してくれていますが、当時は一時的に会話もない状態でした。それでも自分の思いを押し切りましたね。
__両親の大反対を押し切るだけの熱い想いが先生からヒシヒシ伝わります。
押し切った以上、安心させる意味も込め、一人でも多くのお客様に感謝されて喜んでもらいたいという想いを強く持って薬局を経営しています。アルバイトの時代から、お客様の立場に立ち、その結果喜んでもらえることが何よりも自分に合っていました。もちろん必要最低限の知識は必要ですが、コミュニケーションを常に重要視しています。
お客様からの「あなたがお勧めするのであれば試してみようかな」という言葉や、後日「効いたよ」など笑顔で言ってもらえることはとても嬉しいです。
__妊活領域を取り組まれたきっかけは何ですか?
多くの「がん」のお客様に出会い、「生」の領域を意識したことです。「がん」という病気とうまく付き合っていくという、いわば「死」と向き合ううちに、その対極にある「生」の部分で、妊娠できずに悩んでいる夫婦の役に立ちたい気持ちが芽生えてきました。      
実際、徐々に妊娠希望のお客様も増えていたので、本格的に取り組んでいこうと決意しました。
__「がん」の対極にあるものが「生」で、それは「妊娠」。しみじみとしますね。
お客様から、私の考え方に対し「ゆりかごから墓場までだね」とよく言われます。また私は妊娠において、「生まれる」という言葉を使いません。勝手に生まれるものではないですしね。
命を授けていただくという観点から、「授かる」という表現を大事にしています。

妊娠ができるよういろいろなサポートをしたい

__今までに嬉しかったことや苦労されたご夫婦のエピソードがあれば教えてください。
体外受精を17回行ってもうまくいかず、薬局に通っていただいて、この前19回目で妊娠できたご夫婦がいます。どこまで力になれるかはわかりませんでしたが、少しでも夫婦を支えてあげたいという気持ちだけで私もサポートさせていただきました。跡継ぎの話が出てくると、ご夫婦だけでは解決できない方もいらっしゃいます。ですから親族が一緒になって向き合うことが大切だと思います。
__19回、、、どこまで治療を続けるかも難しいですね。
本当にその通りですね。
他にも、男性不妊で精子が全くないご夫婦もいらっしゃいました。不妊専門の医療機関、泌尿器科にて検査を行い無精子と診断され、それでも諦めきれずに、漢方やサプリを求めていました。私もご夫婦と共に、治療法や検査項目、クリニックも調べ、大阪の専門医を紹介させていただいたりしましたね。いい結果になることばかりではないですが、そのご夫婦は無精子症の治療法であるTESEを行い、無事に妊娠することができました。
__妊娠が分かった時は先生も大いに喜ばれたことと思います。具体的にどういうところをサポートされたのでしょうか?
ご夫婦の「授かる」という目的のため、漢方だけではなく、医療機関や治療との連携まで重視してお話するように意識しています。私もチームの一員となって、密にサポートをするイメージですね。多くのお客様とは2~3年、別の相談も含めて長い付き合いをしていきますので、徐々にチームとして強い関係性が生まれると思います。

授かることはゴールではなく、授かってからがスタート!

__最後に妊活を行うご夫婦の方々へメッセージをお願いします。
妊活・不妊治療に取り組んでいる方には「常に希望はあり、できることはあるよ」と伝えたいですね。卵胞と精子さえあれば、医療機関や治療との連携など、やるべきことはあります。そのお手伝いをするのが専門家の役目であるので、自分たちだけで悩んで苦しまずに相談に来て欲しいです。特に、新婚の若い夫婦は絶対的に授かりやすいので早めに行動をしてほしいです。
そして何より大事なことは「授かるまで」ではなく「授かってから」です。ここももっと意識してほしいです。「授かる」のはゴールではなくスタートですからね。
__授かってからも続いていきますからね。
そうです。また、旦那さんにもできることはたくさんあると伝えたいです。不妊の48%は男性に原因という報告もあります。なにより、授かるお子様の半分の遺伝子は旦那さんのものですから。
日頃から摂生すべきこと、注意すべきこと夫婦で実践していただきたいですね。女性は授かる時間は限られるのですから、後悔のない時間を過ごしていただきたいです。夫婦で話し合って未来に向き合い、授かるためにできることは何でもやる意識が大事ですね。夫婦の協力が一番大切です。
話を聞いているうちに村岡先生の熱意がとても伝わるいいインタビューでした。「漢方薬局で妊活」という立場を超え、医療機関との連携や、授かったその先の意識など、幅広い活動を行ってらっしゃるのがとても印象的です。大分という土地柄もあり、跡継ぎ問題や本人や周囲にどう理解してもらうかなど、まさに「チームの一員」となったサポートを受けることが出来るのは、夫婦にとってとてもありがたいですよね!(famit編集部 はじめ)


漢方村岡
「子宝カウンセラーの会」正規認定店でもあり、タンポポ茶ショウキT-1や松康泉などの正規取扱店です。
http://www.senkendrug.com/
住所:大分県大分市大字下郡1723-9
TEL:097-567-8722
営業時間 月~金:午前9時~午後7時/土:午前9時~午後6時
営業時間 10時~20時 定休日なし

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