地域に根ざした、気軽になんでも相談できる薬局を目指して:東山薬局 河野雅智子先生

福岡県瀬高町にある東山薬局の河野雅智子先生にお話を伺いしました。地域の健康を幅広くサポートしている河野先生は、子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで、多くの世代に頼りにされている存在です。薬や健康についての情報発信、老人ホームへの講演、地域の健康作りのセミナーなども開催しているとのこと。「薬局」という枠にとらわれない、地域と密着した素晴らしい活動をされていらっしゃいます。そんな河野先生に、妊活・不妊治療に取り組む夫婦への想いについて聞かせていただきました。どのような方が相談に来るのか、そして心の持ち方などを伺います。

目指したのは地域の健康を幅広く支える薬局!

__まずは東山薬局について簡単にご説明いただけますでしょうか

東山薬局は母の代に開業しまして、地域の方々に支えていただいたおかげで60週年を迎えました。
9年前からは、いわゆる普通の調剤・門前薬局(病院で発行された処方箋を持って調剤する薬局)ではなく、「地域に根ざした薬局」を目指して取り組んでいます。

__具体的にどういう取り組みをされているのですか?

まず、地域の皆さまへの食事指導や生活についてのアドバイスを始めました。薬の調剤だけではない幅広いサポートですね。
そして、お客さまご本人だけでなく、お客さまのご家族のことも把握するように心がけています。おばあさんやお子さんなど、ご年齢によってもそれぞれアドバイスは異なりますし、生活面の改善はご家族の皆さんに関わってくることですからね。

また、瀬高町は薬局が少ないため、薬や健康についての相談や、情報を得ることができる場所も限られています。そのため、当薬局では薬物乱用や老人ホームへの講演、地域の健康作りのセミナーなども開催していますよ。年に数回は健康測定会も院内で行います。

__地域のためにいろいろ取り組んでいるのですね!これはお母さまの代からの活動ですか?

地域密着型になったのは私の代になってからですね。目指しているのは、今でいう「健康サポート薬局」です。病気に対し、薬局とお客さまで協力して仲良く健康作りをしていきたい。心と身体はもちろん、美容の面などからもサポートしていきたいと考えています。

__今後についてご計画されていることはありますか?

実は2018年には薬局の立て直しを予定しています。新しい店舗では、一階は従来通りの薬局、そして二階は多目的室のようなスペースにするつもりです。多目的室では健康相談や薬膳のイベントなどを開きたいですね。地域の人に来てもらい、ゆっくり話せるスペースとしても提供したいです。もともと今でも店頭の一部を開放していますが、それを拡大する形になります。

ご夫婦に求められる形で、妊活や不妊のサポートを開始

__ありがとうございます。話は変わりますが、河野さんが妊活に悩むご夫婦のサポートに取り組まれたきっかけはなんでしょうか

薬局の勉強仲間から妊活や不妊のサポートについての話を聞いたのがきっかけです。
ただ、もともと、娘さんが妊娠について悩んでいるという話はよく受けていました。娘さんの妊娠の悩みについて、実の母親が相談のために娘さんを連れて薬局に来るんです。そういう方々の相談にのっているうちに、妊活や不妊のサポートをする機会が増えてきました。

妊活の相談って、実の親子ならそこまで抵抗なくできる場合も多いんです。妊娠について仲良く話し合っている光景もよく見かけますね。治療にはお金がかかりますが、親がだしてくれるケースも多く、娘さんにとってはありがたい話ですよね。

__親と娘だからこそ話せる場合もあるんですね!もっと言いにくいかと思ってました。具体的にはどんなサポートをされるのですか?

妊活には体質改善も必要なため、基本的には現代の生活に合わせた体質改善を提案しています。第三者の専門家の立場でサポートするからこそ、ご本人や母親には見えていなかったものが見えてくることもあります。専門家ということで、娘さんも普段感じている悩みを相談しやすいようです。

体質改善としてマッサージや生活指導を行いつつ、漢方薬を含む食事療法も行います。その他、ストレスでホルモンバランスが崩れるケースもあるのでそのケアなど、なんでも相談にのるようにしてますね。

相談はできる限り柔軟に対応! 電話相談もOK

__相談者さまのエピソードなどありますか?

それではまずうれしいエピソードから。近所の結婚して8年目のご夫婦の話です。なかなか妊娠できなかったため、子どもは諦め、地元の福岡を離れて東京で仕事に打ち込んでいました。そんな中、ある日お母さんが薬局に相談に来てくれたんです。

東京まで距離があったので、電話相談で食事改善とストレスの解消を促し、漢方を処方してサポートしました。何度も定期的に相談にのり、お母さんとも話して進めていました。その後、半年ほどで妊娠され、産休を取得し無事に出産しましたね。

__お母さん経由で相談を行っていたのですね!距離があって直接会えなかったとしても、妊娠までつながるのは嬉しいですね!

そうですね!私もとても嬉しかったです。
ただ、当然ですがすべてが妊娠につながるわけではありません。自己流で妊活に取り組んでいたものの、成果がでないということで相談に来られた夫婦のお話もしますね。
あるきっかけで来店され、ご夫婦のサポートを始めたのですが、いつまでたってもなんの成果も出ないんです。私はなんとなく「おかしいな」と感じ始めるようになりました。いつもなら数ヶ月で何かしら変化があるはずなんですよね。
そこで、奥様の顔色もあまりよくなかったため、大きな病院で精密検査をしてもらうよう勧めました。

その結果、卵巣に腫瘍が見つかり……。妊娠できないことが発覚しました。検査をしたおかげで病気を発見できたことはよかったものの、とてもショックでかなしい出来事でしたね。

普段から意識していますが、妊活をサポートする私達も、出来ることと出来ないことを見極め、医療機関との連携が必要だと感じたら強くお勧めすることは大切ですね。

妊活はポジティブさを忘れず、夫婦ともに取り組んで

__最後に、妊活をされる方へのメッセージをお願いいたします

妊活で一番大切なのは「ポジティブな心」です。子どもができないことについての不安はあるでしょうけれど、希望を持つことはとても大切。
夫婦で手を取り合って頑張ってほしいですね。また、夫婦だけでなく、ご両親やご兄弟など、家族みんなで前向きになってもらえると、もっと素敵ですね。私もその家族の一員として、サポートをしていきたいです。

また、妊娠は女性の問題と捉えられがちですが、旦那さんも気をつけていただきたいです。男性もストレスを抱え身体が冷えてしまうと、精子の動きが悪くなってしまいます。妊活は夫婦で取り組むもの。旦那さんもしっかり取り組んでください。

身体は生活で変えることができます。内臓を温め、正しい食生活をすればいい方向に向かっていくはずですよ。

__河野さん、貴重なお時間とお話をいただきありがとうございました!
「健康サポート薬局」の名前ができる前から、地域に根ざした薬局を運営されていた河野先生。とてもいいお話を聞くことができました。幅広くなんでも気軽に相談を受けてくれる関係性はとても大切ですね。妊活に限らずですが、出来ることと出来ないことを見極め、医療機関との連携が必要だという言葉にも、河野先生のお人柄を感じることができました。皆さんには、かかりつけのなんでも相談できる薬局はありますか?
(famit編集部:はじめ、協力:kamito努 →他メディア含む過去記事はこちら)

東山薬局 河野雅智子先生

東山薬局Webページ

【東山薬局】
〒835-0007  福岡県みやま市瀬高町長田805-1
TEL:0944-62-2866 FAX:0944-62-3908

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