創業90年の老舗薬局の四代目が感じた、妊活への意識とは?:小谷薬局 石井正久先生

kotani_1群馬県前橋市にある小谷薬局 薬剤師の石井正久先生にインタビューしました。小谷薬局は90年以上続く老舗で、石井先生で4代目になります。地域の人たちにとっては「何でも話せるかかりつけ薬局」です。そのため健康のちょっとした悩みから不妊に関する悩みまで様々な人が石井先生のもとへ相談に訪れます。今回は石井先生が不妊に悩む夫婦の相談に乗り始めたきっかけや、これまでサポートされたご夫婦とその経験についてお伺いしました。

子供ってこんなにかわいいんだ!子供に接して目覚めた妊活への思い

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__石井先生、今回は宜しくお願いします!早速ですが、まずは「小谷薬局」の店舗について教えていただけますか?

こちらこそ、宜しくお願いします!小谷薬局はここ前橋に昭和2年から開業し、今年で創業90年目になります。私はその4代目です。ここでは「地元のかかりつけ薬局」としてみなさんに頼りにしていただけるよう、病院でもらえる処方箋の取り扱いはもちろん、漢方薬や市販薬も常備しています。いつでも地元の人の力になれるようにと日々務めています。

__創業90年とはかなり長いですね!

そうですよね。ここまで小谷薬局が続いているのは、長年支えてくださる地域の人々のおかげだと本当に思います。いつも頼ってくださるみなさんのために、どんな時でも力になれるようにと「昔ながらの薬局」というスタイルを貫いています。

__そうなのですね!患者さんからはどのような相談を受けることがありますか?

体の不調はもちろん、「◯◯の調子が悪いのだけど、お医者さんに診てもらった方がいいのかな?」といった診察に向けた相談を受けることもあります。妊活の場合には、漢方の処方以外にも、「子供がほしいのですが、なかなか旦那がのってきてくれない」と言った、夫婦仲に関する相談もありますよ。

__石井先生はなぜ妊活に取り組まれるようになったのですか?

それはですね、私に子供ができたことがきっかけです。実は、、、子供が生まれるまでは、子供というものが好きになれませんでした。正直、苦手だったんですよ(笑)

__えっ、そうなんですか!!それは驚きました!!!

子供との生活を通して苦手意識は大きく変わりました。自分の子供と接していく中で「子供は本当に良いもの!子は宝!!」と感じたのです。子供と一緒にお風呂に入ったり、散歩したりと一緒に生活を過ごすにつれ、私にとって、そして多くの家族にとって、かけがえのない存在であることを自覚しました。

__子供に対する苦手意識以外にも、石井先生の中で変化はありましたか?

子供ができずに悩み、苦しんでいる夫婦が居るのならば、その人たちの力になりたい!という気持ちが湧いてきました。子宝に恵まれず「不妊」に悩む夫婦は多いと思います。同時に他の人には相談しにくいということも事実です。自分にできることは何だろうと考える中で、「不妊について相談できない人たちの妊活に少しでも協力できたら・・・」と思うようになりました。

父親の背中を追って漢方へ!四代目が試行錯誤しながらたどり着いた道

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__石井先生は小さい時から「薬剤師になろう!」「将来はお店を継ごう!」と考えていましたか?

そうですね。薬剤師の家系のため小さいころから薬剤師を志してはいました。私は長男なので、「将来、お店を継ぐのは自分なのかもなぁ」と感じていましたね。ただ、さすがに具体的なイメージまでは持っておらず、漠然としたイメージでした。

__四代目としてお店を継いだのはいつごろですか?

三代目である父が4年前に体調を崩しまして、急遽私がお店を継ぐことになりました。まだ27歳の時です。若かったためか、お客さんからは「バイトのお兄ちゃん」と思われていることもありました(笑)

__そうだったんですね。四代目としてお店を引き継いだ当初はいかがでしたか?

今でもそうですが、試行錯誤の日々でした。父親へ相談するために通っていたお客さんが大半だったので、そうした人たちをこれまで以上に手厚くサポートしながら、自分の色を模索していました。その結果として辿り着いたのが、漢方の強化です。

__元々、漢方には興味をお持ちだったのですか?

はい。大きなきっかけがあるわけではないのですが、父親が地域の人が抱える悩みや相談を聞きながら、症状に合わせた漢方を処方していく姿をよく見ていました。その背中を見ていくうちに、自然と漢方に対して前向きな気持ちで向き合えるようになったのを覚えています。その時の影響か、学生時代は生薬の研究室で勉強に励んでいました。就職してからも、改めて漢方を学びたいと思い、漢方薬局に転職したぐらいです。

__そのようなことがあったのですね。妊活のために漢方を処方することはやはり多いのですか?

もちろん多いですよ。ただ、もちろん決して強制ではないです。時々、漢方を処方しようとすると、漢方に対して偏ったイメージや捉え方をしている人がいらっしゃいます。そのような時は、相手のお話を聞きながら、誤解を解き、正しく理解してもらうよう心がけています。

例えば漢方で「腎虚(じんきょ)」というのは、内分泌系や免疫機能など漢方で言う「腎」の働きにトラブルが起きた状態を指します。加齢と共に腎虚の症状が出ることはありますが、「老化」=「腎虚」ではありません。そのため、腎虚の症状は改善できますが、老化はどうしようもありません。漢方は万能薬ではないので、身体の全ての問題の解決を目指すのではなく、私たちは漢方を使って「今よりもより良い身体の状態を作っていく」方法を提案していきます。

奥様一人に頑張らせないで!夫婦で一緒に妊活の歩みを進めよう

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__最後に、これから妊活をはじめるカップルにメッセージをお願いできますか?

妊活は「夫婦」で取り組むものです。不妊の原因の約48%は男性にあると言われています。奥様が一人で頑張るのではなく、旦那様も一緒に頑張っていかないと正直辛いです。男性は「自分にはすることが無い」と思わず、ぜひ奥様とその頑張りに目を向けて一緒に妊娠に向けて歩んでください。

特に仕事で疲弊していると、奥様や妊活に向き合うことが難しいです。夫婦で「どうありたいのか?」と2人できちんと話すことはもちろん、旦那様自身が元気になれるような体作りや休養を心がけていくことも必要です。

__奥様に向けたメッセージもお願いできますか?

奥様にお願いしたいのが「一人で悩んで考えすぎないでほしい」ということです。もっと肩の力を抜いてリラックスしていいのですよ。

過去にご相談に乗らせていただいた夫婦で、奥様が「子供をほしい!」と思った時に、旦那様が気乗りせず、奥様の気持ちについていけていないということがありました。女性は一人で悩み、考え込んでしまいやすいです。その結果、旦那さんに自分の考えが上手に伝えられなかったり、ケンカになったりしてしまうことがあります。

こうした時に私たちは、まず奥様の方をサポートしながら、旦那様にも大切なポイントをかいつまんで伝えていくようにしています。実際に、このご夫婦はその約2ヶ月後に無事妊娠しました。旦那様がガラリと対応を変えたというわけではありませんでしたが、妊活のために漢方を服用しているという奥様の本気が、旦那様にも伝わったのかもしれないと思っています。

__夫婦の潤滑油としても石井先生は働いているんですね。

そうですね。「前橋で不妊といったら小谷薬局」とみなさんに言っていただけるようにこれからも頑張っていきたいです。うちは相談薬局なので、「医師に相談するのもなぁ・・・」と悩む時は、ぜひ気軽にふらっと訪れてほしいです。一人でも多くの方の相談や悩みに向き合う中で、みなさんと一生お付き合いできるような関係を築いていけたらといつも思います。

__石井先生、ありがとうございました!
先生が妊活の相談を受けはじめたきっかけ、妊活に取り組むカップルに向けたメッセージをお伺いしていきました。石井先生のお話にもありましたが、妊活は夫婦で足並みをそろえて一緒に同じ方向へ向かっていくことが大切です。どちらか一方に負担がかかっていると、それは夫婦にとってつらいことでしかありません。「2人の見ている方向は同じなのか?」とこの機会に再確認していく必要があるのではないでしょうか。
(famit編集部:おすぎ)

薬剤師:石井正久(いしい まさひさ)
kotani_5小谷薬局の代表を務めるかたわら、薬剤師として相談薬局・漢方相談をおこなう。地元市民からは「昔ながらのかかりつけ薬局」として親しまれている。春先には妊活セミナーの開催を予定している。
小谷薬局Webページ
【小谷薬局】
〒371-0016 群馬県前橋市城東町4-3-1
TEL 027-231-4065 FAX 027-233-7069
営業時間 月~金:午前9時~午後7時/土:午前9時~午後6時
定休日:日曜・祝日

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