家族を伝える「孫育て」でパパ・ママ世代とじじ・ばば世代を繋ぐ!ぼうだあきこさん

usuda_2家族に関する様々な活動に積極的に取り組む、ぼうだあきこさんにインタビューしてきました!ぼうださんはNPO法人 孫育て・ニッポンの理事長を務めており、「新米祖父母の教科書 孫育て一年生」などの書籍も出版もされています。父母だけでなく、おじいちゃん・おばあちゃんも加えた3世代に向けて「家族」をテーマとした活動や情報を発信しています。今回は家族生活を送る上で大切となる4つの基本、何でも一人で頑張らずに弱みを見せる大切さ、家族で互いに抱きしめあい・触れ合う皮膚接触の大切さなどお話を聞いてきました。

家族生活の基本「食う、寝る、遊ぶ、ととのえる」

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__ぼうださん、今回は宜しくお願い致します!ぼうださんは「家族」、特におじいちゃん・おばあちゃんによる「孫育て」をテーマとした活動をされているようですが、まずはそのあたりを詳しく聞いてもいいですか?

こちらこそ宜しくお願いします!「孫育て」というのは、おじいちゃん・おばあちゃん(以下、じじ・ばば世代)が子育て中のパパ・ママをサポートし、孫の成長や生活に関わることを応援する活動です。

実はみなさんが思っている以上に、じじ・ばば世代と今の世代では子育ての環境や常識、考え方やスタイルが大きく変わっているんです。そういった世代間の溝が大きくならないように、じじ・ばば世代とパパ・ママ世代が情報を共有できるような活動をしています。

__そうなんですね。これ以外に「家族」をテーマとした活動を行っていらっしゃるんですか?

今は「食う、寝る、遊ぶ、ととのえる」という4つのことをテーマとした活動を進めています。この4つは子どもの生活だけではなく、パパ・ママ、そしてじじ・ばばを含めた全世代に大切なことなのですよ。

__ぼうださんが家族にかかわる活動を行う上で大切にしていることは何かありますか?

大きく2つですね。1つは「楽しそう」かどうか。「困っている人がハッピーになるにはどうしたらいいか」をよく考えます。当事者はもちろん、行政や企業の人たちにも同じようなスタンスで接しています。巻き込む人が増えたらそれだけ、できることの幅が広がりますからね!

2つ目はご本人が「大切にしたいこと。」を自分でみつけられるようにすること。こちらが答えを出すのではなく、ご自身が気づく、一歩踏み出すを大切にしています。私自身が「あれ、やってみたい!」「これ楽しいかも!」って思って活動をしていったら、どんどんその領域や幅が広くなっていったので、それが正解かどうかはわかりませんが、この二つを大切にしています。

頑張りすぎないで!もっと周りに弱みを見せていい

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__幅広い世代の方と接しているぼうださんから見て、現代の「妊活」についてどう思いますか?

あくまでも私の印象なのですが、妊娠・出産はオープンな感じ、妊活・不妊治療はクローズドな感じという印象を受けます。オープンな印象を持つとはいえ、妊娠も安定期に入らないと他の方への報告が難しいという方は多いですよね。「私、子どもが欲しいと思っているんだ」って言える環境を周りが作れていないのが良くないんですけどね。それに、周りにもっと弱みを見せてもいいんだよって思います。

__弱みですか?

そうです、弱みです。特に長女に多いのですが、頑張って「いい子、いい」を演じてしまうんですよ。だから、弱音を吐けない、周りの人を頼れない、1人で頑張らなきゃと思ってしまう。

例えば、義理のお母さんとか(笑)みなさんも心当たりがあるのではないでしょうか?ある人は、義理のお母さんが家に手伝いに来てくれるときでも、とにかくまずは自分で部屋を片付けて、完璧な状態でお義母さんに来てもらっていました。しんどいから、お手伝いをお願いているのに…。だけどある時、本当にしんどくなってしまって、思い切って義理のお母さんに「ごめんなさい」って言いながら洗濯物が散乱した汚い部屋と自分の現状をさらけ出しました。

そしたら義理のお母さんが一言「あらまぁ、もっと早く言ってくれればいいのにー」って。本人は「キョトン」となってしまったそうですが、素直な自分をさらけ出せたので気も楽になり、今では気持ちがあふれる前にヘルプをだせる関係になっています。「365日、良い妻、良い嫁」ではいられないので、早めにダメなところを見せてしまうと、少し楽になると思います。

__では、妊活・不妊治療で1人で悩みを抱える人たちはどうしたらいいでしょうか?

パートナーとの関係性が良いとき、話せそうなら、まずはパートナーと話すことから初めてみてはいかがでしょうか。 関係性があまり良くない、話したくないなら、カウンセラーさんに相談してみるといいですね。日本人はカウンセリングをあまり利用しませんが、私は上手にカウンセリングを使うことをオススメします。関係性がないので、パートナー、家族、仕事のことなど何でも話すことができます。そして、なんと言っても聞く専門家なので、上手く自分の気持ちを引き出してくれます。一人では、どうしても考えが頭の中でぐるぐる回ってしまい、人によっては悪い方向にいってしまうこともあります。

それと、しんどいときに、相手にどこまで話すべきかを考えながら話すのは、とてもエネルギーを使います。友だちだと「あー、やっぱり話さなければ良かった」と言うことおあるので、カウンセリングのほうが楽ですよ。1人で抱え込んでいた気持ちを聞いてもらうことで、気持ちも「ふっと」軽くなることもあります。

__こうした人たちに話をする上で大切なことはどんなことでしょうか?

場合によっては色々な情報や気持ち、感情が体の中に入ってくるかもしれません。そのため情報や気持ちを取捨選択して、場合によっては捨てる勇気を持つことも大切になってきます。感情や情報の断捨離ができるようになることは自身を「整える」ことにもつながりますよ。そうすると、「自分は何を大切にしたかったのか」が見えてくると思います。

__確かに、情報が多いと何が正しいのか、自分にあっているのか分からなくなりますよね。

その通りです。今、世の中には様々な情報があふれているので中には何を選んだら良いか分からなくなっている人も多いと思います。だからこそ、専門家を頼ってもらいたいです。専門家と聞くと急にハードルが高くなったように感じる人もいると思いますが、そんなことはありません。

それから、ネットや本もいいですが“会って、話す”を大切にしてほしいですね。私がそうなのですが、ネットで検索をし、膨大な情報に触れていると、“自分が何を大切にしたかったのか”を見失ってしまうことがあります。

肌で触れあおう!気持ちが伝わる「触れ合い」のすすめ

__最後に、これから妊活をはじめるカップルにメッセージをお願いできますか?

もっと肌を触れ合わせて、いちゃいちゃしたら良いのに!カップルで皮膚接触を行いましょう!かな。

__皮膚接触って・・・例えばどんなことですか?

そんな難しく考えなくていいんですよ!例えば、手をつないだりとかハグしあったりとか、家でゴロゴロしている時にちょっと旦那さんに寄りかかってみたり、もっとじゃれたらいいと思います。

__このお話を聞いていると何だかパートナーに触れたくなってきました(笑)

そうなんですよ。皮膚接触には、言葉にならない本能的な要素が含まれていると思います。これを科学で全て説明できるわけではないのですが、人にしかできないことではないでしょうか。

今後どれだけ人工知能や技術が発達をしても、人らしい感覚や反応は取れても、人間が持つ人の温もりや言葉にならない気持ちというのは伝えるのが難しいと思っています。

最近はカップル間だけでなく、家族間でも皮膚接触が減ってきています。ぜひハグしたり、じゃれ合ってください。そして、ぜひ「食う、寝る、遊ぶ、ととのえる」を大切にしてください。きっと、笑顔が増えますよ!

__ぼうださん、ありがとうございました!
家族生活の土台となる考え方や妊活への気持ちの向き合い方、触れ合うことの大切さについてぼうださんにお話してもらいました。お話をお伺いして、改めて日々の生活への向き合い方、家族と過ごす時間の取り方について考えさせられました。特に皮膚接触のお話では、パートナーをはじめとする家族とのコミュニケーションの大切さについて見直すきっかけになりました。相手に触れたりするのが億劫だと思わず、感情表現・愛情表現の一つとしての触れ合いをみなさんも取り入れてみてはいかがでしょうか?
(famit編集部:おすぎ)

NPO法人 孫育て・ニッポン理事長 ぼうだあきこ(棒田明子)
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企業にて担当していた編集・企画の一つが孫育てのコンテンツ。その企画を持って企業から独立し、NPO法人ファザーリング・ジャパンを立ち上げ理事に就任。現在はNPO法人孫育て・ニッポンの理事長を務める中、孫育てをはじめ多数のコンテンツの企画・運営に携わり、日本全国を飛び回っている。
NPO法人 孫育て・ニッポン
大切にしたいこと。ぼうだあきこのブログ(ぼうださんのブログ)
最新刊:「新米祖父母の教科書 孫育て一年生」(KADOKAWA)

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