【連載】遺伝検査・着床前診断の賛否両論・正解はないからこそ、向き合う

前回の記事で、私たち夫婦は「海外医療を利用して、遺伝子検査と着床前診断を受けることを考えています。」ということをお伝えしました。それを一番に考えているのは今でも変わっていません。
しかし、実はこの結論に至るまで、私たちの気持ちは日々揺さぶられ、戸惑い、周りからの意見も様々ありました。それでも私は自分に向き合い、その選択肢を選ぶということを決めたのです。今回は、そんな私たちの想いと、世間の声について、感じたことをお話したいと思います。

私たちの迷いと想い・向き合って出した結論

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私たち夫婦はこれまで幾度となくこの問題、「着床前診断」、「遺伝検査」について話し合ってきました。

変わらない意思は、「わかっていることは、何とか事前に何とか防ぎたい」ということでした。

この結論に至るまでは、

「生まれてくる子ども次第なんじゃないだろうか?」

「この検査を受けたからといって、本当に成功するのだろうか?」

不安や悩みは尽きず、ボロボロとたくさんの心配が出てきました。

悩み、また悩み・・・

それでも、2人向き合って行き着いたのは、この考えは変わらない、ということだったのです。

遺伝検査・着床前診断への反対意見

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しかし、周りからの意見は様々でした。幸いなことに猛反対する人はいませんでしたが、

「病気を持っていても、いなくても人間何が起こるかわからない。産む前から調べるなんてことをせず、普通に産めば良いのでは」という意見です。

これは、本当にその通りだなと思います。

実際、自分たちが出産する方法であっても、成長の過程でも他の病気にかからないわけではありません。

そして、不慮の事故で亡くなるケースもないわけではないからです。

しかし、私の中では、事前に遺伝病がうつる可能性が分かっている状態で産むことと、大丈夫だというクリアな状態ではやはり全く気持ちが違うということでした。

なぜなら、もし普通に子供を産み、我が子にも遺伝病が出てしまった時、

「なぜ事前に分かっていたのに産んだの?」と問われたら・・・

恐らく、こんな言い方は大げさかもしれませんが、

自分勝手な選択をしたのではないか?

我が子に「何もしてやれない無力感」を感じ、自分を責め、死にたくなりそうな気持ちになりそうだからです。

結局、「子ども自身がどう生きるかが大事」だということは頭では分かっているのですが・・・やはり今できる最善の策を打っておきたい。

その最善策は、「遺伝病がうつらないこと」だとしか今は思えないのです。

遺伝検査・着床前診断への賛成意見

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私たちが導き出した「遺伝検査を受ける」という答えに賛成する意見もあります。

こちらは自分たちと同じで、

「事前に調べられるならば、できる限りリスクは防ぐのが良いのではないか、よりよい方法を選択するのは自然のなりゆきではないか」という意見です。

このような意見は、比較的まだ子どもを持っていない若い人に多いと感じます。

世代が異なれば、また意見も異なるのでしょう。

ちなみに賛成している人の中には、私と同様、海外での遺伝子検査、着床前診断を実行しようとしている人がいます。本当にたまたまだったのですが、同じ医療機関を利用している方もいらっしゃいました。

数少ない友人の中にもそのような人がいるということは、私の様な産み方、着床前診断を受けるという選択は今後は特殊だと思われない時代が来るのかもしれません。

「遺伝検査」・「着床前診断」に関する意見、価値観は人によって様々だと感じます。私たち夫婦が導き出した答えが絶対正しいということはないと思います。ただ、大切にしたいことは、私たちが真剣に向き合い、悩み悩んで出した答えだということ。もしも同じような立場にある方がいらっしゃたら、自分に向き合ってほしいと思うのです。私たちにとっては、いま、出した答えが最良だと納得して思えます。
ペンネーム:フジワラ メグミ

Web制作会社に勤務ののち、ソフトウェア会社のWeb制作部門に3年間勤務し、結婚を機に退職。現在はフリーランスとして活躍中。