キスでもうつっちゃう!?男女で考えよう!身近にせまる性病の実態・あおぞらクリニック新橋院

00あおぞらクリニック新橋院 内田千秋院長 
JR新橋駅から徒歩1分のビル3階にある「あおぞらクリニック新橋院」は、匿名で診察が受けられる自由診療の性病科専門クリニックです。院長の内田先生に、匿名や自由診療としている目的、そして性病と不妊の関係、ブライダルチェックなどで性病検査をする意義などについて伺いました!

プライバシーの保護以上にメリットあり!性病を自由診療で治療すること

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__性病科っていうと実は先入観があったのですが・・・実際、どんな方が来院されているのか聞いてもいいですか?

年齢層は様々ですね。男性の場合、若い方で10代から年配の方では80代まで来院されます。当クリニックは保険証を使わない自由診療で、匿名で診察します。会社名や職業は分かりませんが「スーツを着たサラリーマン」の方が多いですね。来院目的の多くは、クラミジア、梅毒、淋病などの性病(性感染症)の検査です。性風俗店に行った後に心配なったというケースや、出会い系サービスなどで全く知らない人と関係を持ってしまったという方もいらっしゃいます。診察ではプライバシーに配慮し、どういう行為をして、いつから症状が出たかという必要な情報だけお聞きするようにしています。
平日は男性専門ですが、日曜日は女性専門で、医師もスタッフも全員女性が対応します。やはり男性医師に診察されるのは恥ずかしいですから。女性の年齢層は10代から50代までです。中には性風俗店で働いているプロの方もいらっしゃいます。また新橋という場所柄、新幹線からのアクセスが良いので地方の方も来院されますね。

__なるほど、なぜ「自由診療」なのでしょうか?

患者さんとしては、性病科に行ったことを周囲に知られたくないでしょう。保険証を使えば、当然安く性病の検査ができますが、あえて自由診療にしているのは匿名性がひとつのメリットです。
また、検査と治療を最短で行える点がもう一つの大きなメリットです。代表的な性病のひとつ「クラミジア」は、「生殖器」と「のど」のどちらも菌に感染している場合があります。ところが、保険が適用される検査では、同じ月に両方検査ができないのです。自由診療であれば同時に検査が可能です。さらに、保険診療は検査結果を聞くために必ず来院する必要があります。一方、当クリニックの場合は、精密検査の結果もwebで確認することができます。何回もこういう場所には来たくないわけですから、来院回数を減らせます。
治療もスピーディです。地方からいらして生殖器から膿がでているような患者さんは、その場で検査して、注射や点滴で治療することもあります。これが保険診療であれば、とりあえず検査して結果が分かる1週間後に来てくださいということになってしまいます。
自由診療は100%患者さん負担ですから金額は高くなりますが、そこの価値をどうみるかですね。安いほうがいいということであれば保険を使えばいいのですが、自由診療はそれだけのメリットがあると考えています。
性病が自由診療で受診できると聞くと、匿名性が保たれるといったメリットの方が一般的にはイメージされますが、実際は患者さんの治療面においても、メリットは非常に大きいのです。

明らかに症状がでている患者さんをすぐに治療できない・・・もどかしさから開業を決意!

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__先生が性病科のクリニックを開業したきっかけを教えてください。

私は実は外科医としてキャリアをスタートしたのです。その後、関東地方のクリニックで肛門科として痔の手術などを行っていました。そのクリニックには泌尿器科が併設されていたので、泌尿器科に来られる患者さんも診察していました。当時は保険診療でしたね。その後、東京で入院が必要ない痔の手術などをやっていましたが、性病の患者さんも来ていたので診察するようになりました。
ただ、先ほどお話ししたように保険診療は検査に制限がありますし、明らかに症状がでている患者さんをすぐに治療できないもどかしさがありました。そこで、いままでの経験を踏まえて、自由診療の性病科をやってみたいなあと思い開業しました。
2013年12月に男性専門のクリニックとしてスタートしましたが、女性からの問い合わせがあった、2014年の8月から日曜日を女性専門にしたのです。

__男性専門クリニックなのに女性から問い合わせがあったのですか??

 実は、女性専門で同じようなクリニックがほとんどないんですね。多くの女性は婦人科で治療を行っています。ただ、例えば産婦人科などでは男性も付き添いで来るじゃないですか。性病治療ですので、そういうハッピーな感じの2人がいる空間に居たくないという意見もありました。地方からもいらっしゃる女性もいて、専門ニーズがあると感じています。女性向けには、アフターピル(緊急避妊)もやっています。アフターピルは緊急性があるので平日でもお受けしています。

特にやましいことはなくても、ライフステージの区切りには性病の検査をして!

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__一見、関係がないようですが・・・「妊活」と「性病」の関係性について、ズバリ教えてください!!

性病にはいろいろな種類がありますが、最も多いのが「クラミジア」なんです。この病気に長い期間感染して炎症を起こすと、女性は卵管が狭くなったりして「不妊」の原因になり得ます。
ほかには性交渉で感染するHPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスは、低リスク型、高リスク型の2つに大きく分けられますが、低リスク型は性病のコンジローマになり、高リスク型というのは「子宮頸がん」になります。
また、妊活後の話にはなりますが、生まれてくる赤ちゃんに感染してしまう病気にも注意が必要です。梅毒やB型肝炎などは垂直感染といって母親から子供に感染します。先天性の梅毒になると子供が発育不良になる可能性があります。
最近の傾向として梅毒が増えていますね。梅毒は、診察した医師は国に届けることが法律で義務づけられているため、人数がある程度把握できる病気です。この結果を見ると、男性で去年の1.5倍、女性で2倍になっています。男性の方が母数は多いですが。もともと梅毒は同性愛者の間で感染するリスクが高かったのですが、最近は女性に増えていますので、異性間での感染も増えていると思います。梅毒は、キスでもうつるので感染力は強い病気といえます!

__「梅毒」って増えているんですね・・・。怖いですね。主な症状と治療法はどのようなものですか?

初期症状は、感染部位に“しこり”ができます。これは時期がくると治ることもあります。さらに放っておくと今度はバラ疹という湿疹が全身にできます。この辺で見つかる方が多い。あとは鼠蹊部(そけいぶ)といって足の付け根のリンパ線が腫れます。これらが特徴的な症状です。
梅毒のステージ(病期)は、1期、2期、3期、4期に分かれていますが、湿疹が全身に出るのが2期くらいです。いまは医療が発展しているので、3期や4期で見つかる人はほとんどいません。
梅毒は、感染してから治療を開始するまでの期間が早ければ早く治ります。基本的にはペニシリン系の薬を処方し、2週間から長い方で12週間服用しますが通常は4週間程度で治る方が多いと思います。

__「ブライダルチェック」など性感染症をチェックする検査の意義について教えていただけますでしょうか?

 私は、ライフステージの区切りには性病(性感染症)の検査はブライダルチェックとしてもしておくべきだと思っています。具体的には恋人と新たに交際する、結婚する、妊活するといったタイミングですね。なぜなら全ての性病は、自覚症状が無く持っている可能性があるためです!先ほど述べたような遺伝性もありますし、不特定多数との性交渉が原因とは決して言えません!!特にやましいことがなくても、パートナーのために検査を受けてほしいですね。
例えばクラミジアは生殖器とのどが感染している可能性があります。男性の場合「尿道」に症状が出ますが、この割合は50%です。一方、女性の場合は70〜80%が膣に症状が出ません。さらにのどにいたっては、男女とも90%は症状が出ません。ですから、女性は知らず知らずのうちにクラミジアを持っていて、その女性とオーラルセックスをした男性が尿道にクラミジアをもらってしまったというケースがありえるのです。梅毒にも無症状性のものがあります。
当クリニックには、20種類の性病を対象としたコンプリートチェックという検査がありますが、全て大丈夫だったという人は少ないのです。もちろん、思い当たる節がある方が来院しているからということもあるかもしれませんが。

__ご印象に残っているご夫婦のエピソードを教えてくださいませんか?

「妊活」をスタートする前に夫婦揃ってクラミジアの検査をするから、自分だけ前もって知っておきたいという方がいました。もし陽性だったら治療しておきたいからと。確かに、そのときバレるよりも・・・という考え方はあると思います。
結果として早期発見、早期治療につながるのであれば、それも良い事かもしれませんが、万が一パートナーが性病をもっていたら、自身だけが治療してもパートナーからまたうってしまうこともあります。これは、ピンポン感染といってうつしあいになってしまうので、避けなければいけません。どちらが原因ということではなく、見つかった方を責めるのではなく、夫婦揃ってちゃんと検査と治療を行うことが大切なのです。

__医師の視点で、「これは良くない」「もっとこうしたらいいのに」と感じる患者さんはいますか?

症状が無くなったといって、ご自身の判断で来院しなくなる方がいます。それはやめてほしいですね。治っているかどうかのチェックを最後まで受けるべきですね。
また、クラミジアは男性の場合、尿道に症状が出ることが有名になっているためか、尿道だけ検査をして喉の検査をしない方がいます。自身で判断するのではなく、両方検査をすることをお勧めします。

__男性不妊、特にEDについてなにか傾向はありますか?

当クリニックではEDはいわゆるバイアグラなどの薬を処方しますが、メンタルが原因のEDが昔も今も多いですね。薬をつかってもあまり改善が見られない心因性(しんいんせい)のEDは心療内科などでカウンセリングを受けた方が良いですね。ただ、バイアグラを持っているだけで安心する男性もいるので、そういう意味ではまずは試されるといいかもしれません。

「性病」=「遊んでる人」とは限りません!男女でチェックして夫婦生活を始めることが大事

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__最後に、これから妊活をはじめるカップルにメッセージをお願いできますか?

男性もですが、ご夫婦で検査を受けてから妊活されることをお勧めします。検査して万が一菌がいたとしても、これは、いつから持っていたかは分かりません。
また、2人とも菌がいた場合、どっちが悪いという水掛け論になりがちですが、昔からずっと自覚症状が一切ない状態で性病をもっているケースもあり得るのです。性病があるからといって、不特定多数と性交渉を持ったというわけではありません。

女性は、クラミジアを長年放っておくと、お腹のほうに菌が入っていって救急車で運ばれるくらいの急激な腹痛を起こすこともあります。原因不明で、よく調べてみたらクラミジアだったと。あなたの奥さんが、このようなかわいそうな症状を起こすことがないように、しっかり検査をして、病気があれば治しましょう。

そして、万が一、あなただけが検査する機会があって、性病になっていることが分かったとき、パートナーに黙っている事はやめましょう。お互い治しておかないとまたうつしあいになりますから。もしすでにうつしてしまっていた場合、自分だけが治っても再度またパートナーからうつってしまいます。一番大切なことは、夫婦でしっかり性病を治して、そこでリセットして新しい生活を始めることです。

内田先生からは、普段私たちが性病科や自由診療に抱いているイメージとは全く違ったお話が伺えました。結婚する前に2人~3人とお付き合いした経験があるという方は少なくないと思います。初めてお付き合いした相手と結婚するケースの方が珍しいかもしれませんよね?もしかしたら自分も症状が無い性病をもっているかもしれませんし、誰が悪いとかではなく、一度夫婦揃って検査しておくことが、安心して妊活に取り組む第一歩かもしれません!(famit編集部:はじめ)

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あおぞらクリニック 新橋院
  • 〒105-0004 東京都港区新橋2丁目16-1 ニュー新橋ビル3F339
  • TEL 03-3506-8880
  • MAIL info@aozoracl.com
  • URL : http://www.aozoracl.com/

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